こんにちは、えすこーと三軒茶屋校です。
9月のえすこーとラボは「電池の作り方」。担当は吉松先生。毎週火曜日、白衣に身を包んだ子どもたちは、すこし慎重に、けれど胸を躍らせて教室に集まります。
01電気チェッカーをつくって、街に出かけよう。
まずは「電気チェッカー」づくり。乾電池とLED、ワニ口クリップだけのシンプルな道具ですが、これが今日の主役。「これで、何でも電気を通すかどうか調べられるよ」── 先生の一言で、子どもたちの目が変わります。
教室にあるあらゆるものを、ためしにつないでみる。アルミ缶(光った!)、消しゴム(つかない)、シャーペンの芯(光った!)、輪ゴム(つかない)── 直感とちがう結果が出るたびに、「ええっ!」と歓声があがります。
02水は、電気を通すのか?
次のテーマは「水と電気」。水道水、ミネラルウォーター、塩水、砂糖水 ── ぜんぶ透明なのに、電気の通り方は同じだろうか?
予想を立ててから、ひとつずつ試していきます。塩水だけがLEDを点ける ── その理由は、目には見えない「イオン」の存在。Aコース(高学年)では、ここからしっかり踏み込んで、なぜ塩は溶けるとイオンになるのか、まで学びました。
03レモン、じゃがいも、電気のもと。
そして、いよいよ「キッチン電池」のターン。レモン、じゃがいも、お酢、しょうゆ、トマト ── 給食でおなじみの食材たちが、テーブルに並びます。
銅板と亜鉛板を刺して、ワニ口クリップでつなぐ。ひとつだけだと光らないLEDも、4つを直列につないだ瞬間 ── ぱっと、暖色のあかりが灯りました。「うちのレモンで、電気がついた!」── 食材を見る目が、その日からきっと少しだけ変わったはずです。
電気=コンセントの中だけのもの、ではない ── そんな小さな気づきからのスタートでした。
04世界の電気は、どこから来ている?
Aコースの仕上げは「中学入試問題」。原子力発電・水力発電・太陽光発電。それぞれのしくみと、長所、そして抱える課題までを、ひとつずつ整理します。
自分の手でレモンに電気を起こした直後だったから、「発電所」というスケールの話も、まったく他人事じゃない響きで届きました。
身のまわりには、まだ知らない電気の入り口がたくさん隠れている ── 9月のえすこーとラボは、そんな“電気の探検家マップ”を、子どもたち自身の手で広げる時間になりました。